書評のようなもの(仮)

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瑠璃色にボケた日常1・2/伊達 康

瑠璃色にボケた日常 (MF文庫J)

瑠璃色にボケた日常 (MF文庫J)

 
瑠璃色にボケた日常 2 (MF文庫J)

瑠璃色にボケた日常 2 (MF文庫J)

 

あらすじも確認せず、表紙のイラストとタイトルで「ゆるいラブコメかな?」と判断してなんとなく読み始めたのですが、これが思いのほか凝ったストーリーで、驚きました。著者について調べてみるとどうも本書がデビュー作で、第8回MF文庫新人賞の佳作に選ばれたものらしい。ちなみに元は「オカッパニカッパ」というタイトルになっていました。

物語は、人間に取り憑く霊のお祓いを生業とする霊導者のヒロイン達と、ヤンキーふうの主人公が、霊にまつわる様々な怪奇事件を解決していくゴーストバスターもの。幽霊やら怪異やらが絡んだお話ですので、少々残酷な場面もありますが、それ以上に、お笑い要素たっぷりの漫才系ラブコメでもあるし、ハチャメチャな異能バトルものでもあるので、きほんは、肩肘はらずに楽しめるようになっています。

ゴーストバスターにラブコメに異能バトルに漫才というおちんたんな組み合わせもなんだか凄いのですが、本作は、その他にもミステリや言葉遊びといった様々な要素が入っていてバラエティ豊か。もちろん、ただバラエティに富んでいるだけでなく、作中でもそれらが上手く生かされている。「野球」や「お笑い」といったなんの関係もなさそうな作中キーワードが言葉遊びによって物語に結びつく1巻なんかはとくに良かったです。2巻目なんかもさりげなくミスリードが仕掛けてあって、それとなく騙されたりしました。今は3巻を読んでる最中ですが、今回もなんらかの仕掛けに期待してます。続きが楽しみ。